熱中症、夏バテ対策に知っておきたい! ~夏の水分不足にご注意を!~

もう夏本番。暑さ対策には水分と塩分の適切な補給が欠かせません。水分不足のサインを見逃さず、元気に夏を乗り切りましょう!
体から失われる水分は、汗や尿、便などのほか、じっとしているだけでも呼吸や皮膚から気づかないうちに蒸散しています。夏場に失う体水分量は、1日あたり約2・5L。水分が減って血液が濃くなると、血栓ができやすくなって危険です。のどの渇きを感じたときには脱水がある程度進んでいるため、その前にこまめに水分と塩分を補給しましょう。
■寝ている間も水分は減る
体重50kgの人の場合、睡眠中にかく汗によって260mlの水分が失われるそう。朝起きたときの体は水分を必要としているので、少なくともコップ1杯の水を摂りましょう。
■座っているだけでも油断大敵
室内で座っていて汗をかいた自覚がなくても、体内の水分は常に失われ続けています。デスクワークはもちろん、電車や飛行機などの長時間の移動時もこまめに水分補給を。
■軽い運動でも夏は大量に発汗
気温が上がる夏は、軽い運動でも大量に発汗するため注意が必要です。運動で失った水分量をただちに補うのは難しいので、運動の前後や最中ほか、その後の食事でも水分補給を。
■睡眠中は脱水が進行しやすい
体重50kgの人の場合、入浴で失われる水分は135ml。夜は入浴と睡眠中の脱水が重なる上、睡眠中は水分補給ができないため、入浴前と寝る前にコップ1杯以上の水分補給を。
※1...「年齢階級を考慮した水分摂取基準算定に関する調査的研究」科学研究費助成事業研究成果報告書2012
※2...Aviat Space Environ Med; 75:500-504, 2004
※3...Walking Research; 13:167-171, 2009
今回のまとめ
室内でも熱中症などになるそうですので、こまめな水分補給と何よりも無理をしないことがとても大切ですね。