化粧水「パシャ!パシャ!」これで保湿はOK?

■「化粧水でうるおい補給」のイタ~い勘違い
「うるおいのために化粧水はたっぷりと」といったトークを拡大解釈してはいませんか。保湿がスキンケアの基本であることは変わりませんが、「化粧水=保湿」という思い込みは捨てましょう。
化粧水の本当の役割は洗顔後の肌の状態を整えること。当然その後に続くアイテムを考えて設計されています。だから化粧水だけでスキンケア完了なんてもってのほか。ナチュラルを通りこして、むしろ「無謀」な行為なのです。
■本当のうるおいは、「保湿成分」を補うことから
正しい保湿ケアとは、「保湿成分」をたっぷり与え、肌本来の保湿力 を高めること。化粧水だけでは供給不足なので、必ず美容液やクリームなどの「濃い」アイテムをプラスするのが鉄則です。
保湿成分は、(1)水分をサンドイッチのように挟み込んで離さないタイプ、(2)水分を抱え込んで保つタイプ、(3)水分をつかんで吸湿するタイプの3つに大別されます。
これらは私たちの角質層や真皮層にもともと存在する成分がほとんどで、美しい肌を保つためには欠かせません。
保湿力は加齢によって衰えるので、特に年齢を重ねた肌には意識して補うようにしましょう。
■ミストタイプはよけいに乾燥をまねく
オフィスでの乾燥対策にメイクの上からミスト化粧水を吹きつけるのはNG!化粧水が蒸発する際に"肌本来の保湿力"によって維持されている水分まで一緒に持ち去ってしまいます。
乾燥が気になるなら、美容液を手のひらにとり、軽く押さえるようになじませましょう。
今回のまとめ
化粧水と保湿成分は2つで基本のセット。基本だからこそ手を抜かず、時間がない時でもこの2つでしっかりと保湿しましょう。