肉食系でダイエット!

ダイエッターが気にする、「食べてOKなもの、NGなもの」の区分。
世間的にはお肉は脂っこい、カロリーが高いなどの理由で「NG」のほうに分類され、「肉=太る」という図式ができあがってしまっていますよね。しかしそれは間違いなんです!
お肉を完全には断たないまでも、極力食べないようにしているというのも、ダイエッターの皆さんから結構聞かれる声です。でも実はお肉を抜くことによって、栄養のバランスが崩れてしまい、ダイエットにも美容にもマイナスになってしまう可能性があるのです!
野菜からは摂ることができない必須アミノ酸
人間の体に必要であるにも関わらず、体内では作ることのできないアミノ酸が9種類あります。
これを「必須アミノ酸」といいます。この必須アミノ酸は、9種類のうちどれか1つでも足りないと、ほかのアミノ酸がいくらたくさんあっても活用されないという性質を持っています。必須アミノ酸は体内で生成できないため、食事から摂るしかありません。
野菜からはビタミンや食物繊維を摂ることができますが、必須アミノ酸は摂ることができません。必須アミノ酸が多く含まれるのは、肉(鶏肉・牛肉・豚肉など)や乳製品(牛乳・チーズなど)のタンパク質なのです。
タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、髪の毛、血液など、カラダの大部分を構成している成分です。必須アミノ酸は9種類のうちどれか1つだけが欠けても、これらを合成することができませんので、タンパク質が不足すると、髪やお肌も荒れてしまうなど、美容面でもマイナスが。
また、筋肉はカラダの基礎代謝を上げてくれます。代謝が上がれば、エネルギーを消費しやすくなるので、太りにくいカラダになります。 しかも、筋肉がつくことによってカラダが引き締まって見えるので、美しいボディラインづくりにもタンパク質は欠かせません。逆に言うと、タンパク質不足で筋肉が減ると、代謝が下がりやせにくい体になってしまうのです。
良質なタンパク質をしっかりと摂るには、脂身の少ないお肉や、魚をしっかり食べることです。
選ぶお肉の種類と食べ過ぎにさえ気をつければ、実は焼き肉もおすすめ!日頃の食事では、メインに動物性タンパク質の食品を食べるのが理想的です。魚>鶏
>羊
>牛
>豚
の順にヘルシーなので、ダイエット中だからといってお肉を避けずに、おいしく食べてくださいね。
今回のまとめ
極端にある食材を避けたり、同じものばかり食べていては、うまくボディコントロールすることができません。美容とダイエットに最も大切なもの、それは食事の「バランス」です。