「百害あって一利なし」と言われがちなタバコ。
一服ついたり、リラックスするといった意味では利はないワケではありませんが、害の優位性のほうが、やはりはるかに上。
そう分かっていてもやめられないのがタバコですが、禁煙を考えた時にダイエッターが気になるのは、「タバコをやめると太るのでは?」ということではないでしょうか。
確かにタバコをやめると「口寂しくて間食が増える」といった声はよく聞かれます。
しかもタバコには食欲を低下させるタールやニコチンなどの薬物が含まれていて、空腹感や味覚を麻痺させる働きがあります。ですので、タバコをやめると食欲が増したり、味覚が正常になりおいしく感じられることで太ってしまう人が多いようです。
これらの作用を利用して「タバコダイエット」なんていうものまで存在するようですが、やせられる可能性があるとしても、それ以上にマイナス面がたくさん存在することを無視するわけにいきません。
まず、喫煙により肌の老化が促進されます。
これは末梢血管の血行不良や活性酸素の増加が主な原因とされています。肌にしみやシワが増えたりハリが失われてしまっては、体重が減ったとしても美しくはなれません。
またタバコに含まれる成分には、筋肉を減らし内臓脂肪を増やすという効果もあるそうです。そして他にも口臭や体臭が強く出るようになる、少し運動しただけで息切れがする、脳や神経の機能が低下する、発ガンの可能性が高まるなどの悪影響も引き起こされます。
「タバコをやめると太るのでは?」とダイエットのために禁煙を躊躇しないでくださいね。タバコで体重をコントロールすることはまったくおすすめできません。美容と健康においては得るものはほとんどありません。
今回のまとめ
口寂しいときはノンシュガーのガムを噛んだり、温かい飲み物を飲みましょうです。特にハーブティーはリラックスする効果もありますのでダイエット中にはおすすめです。