美は内面から!便秘と美肌の関係

ダイエットを始めると悩む人が多い便秘と肌荒れ。
これらの症状が現れたら、ダイエットの方法が間違っている可能性があります。
間違いダイエットは、たとえ見た目がスリムになったとしても健康と美容にそのツケが回ってきてしまいます。
体験的に知っている人も多いと思いますが、便秘と肌荒れというこの2つの症状には関連性があります。
便秘になると肌の張りやツヤがなくなったり、ニキビ、肌荒れ、くすみなどの肌のトラブルが起こってしまうのです。
食べ物が体内に入ってから体外に排泄されるまでには、平均24時間~48時間かかります。
食べたものが胃で消化され、小腸、大腸で栄養分を吸収し、最後には便として排泄されるという一連の流れです。このサイクルが滞りなく行われていれば、便秘にはならず肌の調子も悪くはなりません。
一方この排便のサイクルが狂ってしまうと、体中にさまざまな悪影響を及ぼします。
便は消化・吸収済みの食べかすで、身体にとって不要なもの。
便が長く大腸にとどまっていることで肌トラブルを引き起こします。
ちなみに排便は毎日でなくても、便意があり硬くない便をスッキリ出すことができていれば便秘ではありません。
便秘で腸の中に何日も便を溜め込んでしまうと、便の腐敗が進み悪玉菌が大量に増え、有害物質が発生します。
この有害物質は腸から吸収され血液中に溶け込み全身に到達します。
この毒素が肌トラブルの原因!
このように、腸は肌と深い関係があり切り離せないのです。
ダイエット中に便秘にならないためには、朝食を抜いたり、1回の食事量を極端に減らすのは禁物です。
特に朝食抜きは便意のリズムを乱す大きな原因になり、また食事の量が減ると当然ながら便となる量も減るため、外に排出されにくくなり便秘に。
ダイエット中は食べる量が以前より減ったり野菜が中心になってきますが、その時に注意したいのが栄養バランスの問題。
体に必要な栄養素が補給できなければ、胃腸はもちろん体の働きも低下してしまいます。
手ばかりを参考にバランス良く食事をとるようにしましょう。
(「手ばかり」についてはこちらの記事を参照 http://microdiet.net/diet/000287.html)
海藻やキノコ、豆類など食物繊維を多く含む食品を積極的に取り入れるとベター。
満腹感も得られやすいので便秘・美肌対策だけでなくダイエット面でも◎。
「水太りをする」と水分を減らすダイエットをする人がいますが、水で太ることはありませんし、水分を控えると便秘の原因になります。
朝起きてすぐのコップ1杯の水は胃腸を刺激し便意を起こしてくれます。
ダイエット中だからこそ、1日を通じて意識的に水やお茶(甘くないもの)など水分を摂るようにしましょう。
加えて、運動も大切です。
運動することで腸のぜん動運動を刺激するため、便秘が改善されます。
慢性的に便秘の人は便秘薬を使って無理やり便を出す人がいますが、これは自分で腸の機能を衰えさせているようなもの。
まずはこれらを参考に、生活習慣の改善を試してみてください。
今回のまとめ
腸壁も肌と同じようにターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しています。内側(腸内環境)からキレイにすることで、肌もキレイに!!