食事の最初に野菜を食べるだけで、体脂肪の蓄積防止に!

年末は忘年会にクリスマスパーティーに、そして年が明ければ新年会!
ダイエッターにとっては、これまでの努力が水の泡になってしまうかもしれない『魔のシーズン』が到来です。食事は楽しみたい。でも体重増加は絶対に避けたい!そんな人に取り入れていただきたいのが、「食べる順番ダイエット」です。
これは、食べる内容を変えずに、その順番を工夫するだけで結果に差が出るというダイエット法。これを知っていれば会食も怖くない!
食べる順番を工夫することにどんな意味があるかというと、「血糖値の上昇」をコントロールできるようになるということ。
空腹の時は血液中のブドウ糖が少ない、いわゆる「血糖値が低い」状態です。そこに血糖値が急上昇しやすい糖質(炭水化物)をたくさん摂ってしまうと、その上昇を抑えるためにすい臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
血糖は基本的に体のエネルギーとして消費されますが、インスリンはエネルギーとして使われなかった余った血糖をグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄え、余った糖を体脂肪に変える働きがあります。
血糖値の上昇が速いと糖をエネルギーとして使い切れず、インスリンがより多く分泌され、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
反対に血糖値の上昇が緩やかなら、インスリンの分泌が少なくなり、脂肪の蓄積を少なくできます。
この仕組みを利用するのが、食べる順番ダイエットです。
血糖値を急上昇させずインスリンの量を抑えるには、食事の一番初めにまず野菜・豆類・きのこ類、海藻類を食べることです。
これらの食品には食物繊維が多く含まれ、血糖値の上昇を緩やかにし、インスリンの分泌量を減らすことができます。しかもそれだけでなく、脂質の吸収を抑える働きや、ある程度の満腹感を得ることができますから、食べ過ぎを防ぐことにも繋がりますし、もちろんお通じにもとても良いです。
調理法は何でも構いません。サラダでも具だくさんの汁物や煮物、和え物でもOKです。また、生食すれば食物繊維だけでなく酵素も摂ることができますので、生野菜のサラダは必ず付けたい一品です。
注意するべきなのは、糖質の高い野菜です。じゃがいも、にんじん、ごぼう、れんこん、かぼちゃなどは食物繊維も多いですが糖質も高く血糖値が上がりやすいです。
食物繊維を多く含む食品は、最初に4~5口も食べれば十分です。それより多く食べても支障はありませんが、他の料理も冷めないうちに箸をつけたいものですよね。
食物繊維を摂った次は、メインの肉や魚、その後でご飯やパンなどの主食(炭水化物)という順番が理想的です。もちろんおかずと主食を交互に食べる「三角食べ」で構いません。
「食べる順番ダイエット」はたったこれだけの超簡単な方法!ダイエットだけでなく血圧が下がったという声もありますから、健康的な食べ方であることには間違いないないでしょう。
今回のまとめ
同じ食事内容・食事量でも、最初に野菜やキノコ類を食べるだけで、体脂肪の蓄積量が変わってきます。これはすぐにでも取り入れてみてください♪