ハウス栽培が盛んなため、冬が旬だと思われがちな苺ですが本当は春が旬です。
多くの露地物が旬を迎える4月に入ると価格は下がり、甘味があるものが多く出回ります。
そんな今が旬の苺は気になる美容にも力を発揮します。
■苺の美容・ダイエット効果
苺は中ぐらいの大きさ一粒(14.6g)で約5キロカロリーと低カロリー。
そして美容に欠かせないビタミンCは、7粒も食べれば一日の推奨量の6割強を摂ることができます。
ダイエット中のデザートやおやつとして、とっても優秀な食べ物です。
他に、血液を作るのに必要な葉酸や、目の疲れに効果的といわれるアントシアニン、美白や老化防止、脂肪の代謝に効果を持つと考えられている、今注目のエラグ酸、水溶性食物繊維のペクチンで整腸とデトックス、体内の塩分濃度を調整し高血圧予防、利尿作用、むくみの解消に役立つカリウムなど、美容、健康、ダイエットに期待できる様々な成分が含まれています。
このように、小さな可愛らしい苺には、体に有意に働く栄養素がたくさん詰まっています。
しかも低カロリーで、さっと洗うだけで手軽に食べられますので、ついついたくさん食べたくなってしまいますが、一日に食べる量は10~15粒までにしておきましょう。食べ過ぎるとお腹を壊してしまうことがありますのでご注意を。
また、ビタミンCは水溶性のため、切り口を水にさらすと流出してしまいます。ヘタは取らずそのままに、カットもしない状態で洗うと良いでしょう。
洗ったら、なるべく早めに食べるようにしたほうが、ビタミンCの損失をより抑えることができます。
加熱によってもビタミンCは損なわれてしまうので、生食がおすすめです。
さらに海外では2015年3月、アメリカのオハイオ州立大学を中心とする研究グループによる注目の発表がありました。
フリーズドライの苺を含む餌を与えたマウスの実験で重大な病気になる比率に差が出たことを発表しました。この結果はマウスによる実験とはいえ動向にも注目です。
今回のまとめ
ダイエットを意識するなら、苺には砂糖や練乳などはかけずに、そのまま味わいましょう。
余計な糖分や脂肪分は摂らないほうが無難です。
旬の苺には甘味がありますから、何も足さなくても充分美味しく食べられます。