生理前の旺盛な食欲対処法3つ

生理前はやたらにお腹が空き、食事量も間食もいつもより増えがち。そうした女性はとても多いものです。
女性の体は生理周期 の約1ヶ月間の間にホルモンバランスが変わり、その影響によって体調に変化が現れます。食欲が増すのもその一つです。
女性ホルモンにより、排卵後に体が妊娠に備え栄養を体に蓄えようとする作用や、生理前には精神的に不安定になったりイライラしたりで、食にはけ口を求めることなどがこの食欲の原因。
毎月訪れるこの現象は、せっかくうまくいっているダイエットを台無しにしてしまう可能性も!
では、どのように対処すれば良いのでしょうか?
太りにくい間食をする
すぐにお腹がすいてしまい、間食をせずにいられないあの時期。チョコレートやスナック菓子をつまむのではなく、間食の質をダイエット向きのものへとシフトさせましょう。ダイエット中の間食はご法度!と思われがちですが、絶対にNGというわけではありません。無理にガマンしてはストレスがたまってしまうし、その反動でドカ食いなんていうこともありえます。
そこでオススメなのが、ナッツ、ドライフルーツ、ポップコーンです。
この3つに共通するのは食物繊維が豊富であることと、強い抗酸化作用を持つこと。
生理前は黄体ホルモンの分泌量が増え、その作用により血糖値が下がり空腹を感じやすくなります。血糖値が低い状態で糖質を摂り血糖値が急上昇すると、余った糖が体脂肪として蓄積されます。それを防ぐためには食物繊維が欠かせません。
食物繊維はダイエットには必須の栄養素で、腸内環境を整える作用、美肌効果、そして脂肪の吸収を抑える作用や血糖値を急上昇させない作用があり、体に脂肪を溜めこませないよう働きます。抗酸化作用は体のサビつきを防止し、肌や臓器などの老化を防ぎます。
ナッツ、ドライフルーツは特にビタミン・ミネラルも豊富ですので、おやつに適量を食べれば美容パワーをチャージすることができます。噛み応えがあるので、少量でも満足感がある点も太りにくいおやつとして優秀です。また、ポップコーンはボリューム感の割にその実少量ですので、実際よりもたくさん食べた気になれます。
食事をしっかり取る
定番化している炭水化物抜きダイエット(=糖質オフダイエット)を実践する人は多いですが、生理前にも主食を減らしていると、より空腹感に悩まされることになってしまいます。結果、反動でドカ食いをしては元も子もないので、適量をきちんと取りましょう。
お米なら玄米、雑穀米、パンは全粒粉のタイプを選べば食物繊維が豊富ですので、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
メインのおかずには青魚がおすすめです。DHA・EPAなどオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、イライラや精神的不安定、頭痛、腹痛、腰痛などのPMS(月経前症候群)の緩和に効果が期待できます。青魚を食べるのが難しければ、サプリメントで補っても良いでしょう。
副菜には豆類、芋類、海藻など、こちらも食物繊維が多いものを取り入れ、食事をしっかり取りつも血糖値をコントロールしましょう。
香りで食欲を抑える
香りと食欲は密接な関係にあります。
美味しそうな匂いがすれば食欲は増しますし、その逆もまた然り。食欲を抑える作用の香りもをご紹介します。
最もよく知られているのがグレープフルーツです。アロマテラピーでは、グレープフルーツの精油は気分を高揚させる効果や、食欲減退作用があるとされています。アロマオイルでなくても、生のグレープフルーツでも効果は得られます。食べる際にはスプーンで果肉をすくうのではなく、手で皮をむいて食べると、より香りが立ちますので効果的です。
他にアロマオイルのパチュリも、食欲を抑制する効果やPMSを緩和する効果があると言われています。
これらの香りを有効に使うには、空腹を感じやすい食間や食前が良いでしょう。
今回のまとめ
生理前の異常なほどの食欲は、毎月本当にやっかいなもの。今回ご紹介した3つの対処法、ぜひ試してみてくださいね。