ニューヨークで大人気のダイエット!カリフラワーライスで大幅糖質ダウン

美容・健康意識の高い街・ニューヨークでは今、セレブから一般人まで「カリフラワーライス」が大人気です。
サラダやシチューに入れるなど、野菜としてカリフラワーを食べるのではなく、フードプロセッサーなどで細かくしてお米に見立てて食すのがカリフラワーライス。つまりお米の代替ということ。
糖質(炭水化物)を野菜に置き替える訳ですので、カロリーも糖質も大幅にダウンさせることができ、ガッツリ食べて満腹になれるのにヘルシーなのが、カリフラワーライスの最大の魅力でしょう。
とは言えお米の国の日本人としては、カリフラワーをお米代わりに食べるなんて、無理があるように思えます。色や見た目は近いにしても、食感と味があまりにも違いすぎるからです。
ですが純粋な白米としてではなく、ピラフやチャーハンのように調理をして食べれば比較的違和感なく食べることができます。実際、ニューヨークで流行しているカリフラワーライスの基本レシピでは、細かくしたカリフラワーをオリーブオイルで炒め、塩で調味します。それを海苔巻きにしたものや、数種類の具と一緒に炒めるカリフラワーチャーハンも人気があり、有名モデルたちもハマっているとか。
さらにお米以外の穀物の代替としても、ピザ生地、トルティーヤ(とうもろこし粉の薄焼きパン)など次々に新たなレシピが生まれており、フェイスブックやインスタグラムなどSNSでも賑いを見せています。
■カリフラワーの栄養素
お米は1膳(150g)で269kcal、糖質55.2g、に対し、カリフラワーは同じ150gで40.5kcal、糖質7.8gですので、お米をカリフラワーに替えることで大幅なカロリー・糖質オフをすることができます。
そして単純な糖質オフになるだけでなく、栄養価にも優れています。
まず特筆すべきは、ビタミンCとカリウムの含有量が秀でていることです。
淡色野菜の中でトップクラス、しかもカリフラワーのビタミンCは熱に強く、調理による損失が少ないので効率的に摂取することができます。ビタミンCは風邪予防や抗ストレス、シミ・ソバカスの原因となるメラニン色素の生成を抑制する働きがあり、美肌効果も得られます。
カリウムは体内の余計な塩分を排出して体の塩分濃度や水分量を調整する働きがありますので、高血圧予防やむくみの解消にも効果があります。
その他にも、ビタミンB2、葉酸、食物繊維なども比較的含まれています。
にんにくの有効成分として知られている「メチルアリルトリスルフィド(MATS)」という、成人病予防に効果が期待されている強い抗酸化作用を持つ物質も含まれています。
■カリフラワーライスのレシピ・食べ方
【基本レシピ】
カリフラワーをある程度小房に分け、フードプロセッサーかミキサーなどでお米ぐらいのサイズになるまで回します。もしこうした調理器具がなければ包丁でみじん切りにしてもOKです。
これをフライパンでオリーブオイルやココナッツオイル、ごま油、バターなど好みの油で炒めるか、電子レンジで加熱。
適量の塩で、軽く下味をつけておきます。
加熱前のカリフラワーは冷凍保存することもできるので、食べる分だけ加熱しましょう。
【カリフラワーライスの食べ方】
白米として単体で食べるよりは、カレー、オムライス、チャーハン、ピラフ、ドリアなど、お米を使った料理に使うと食べやすいです。
海苔巻きに使うなら、カリフォルニアロールのようなサラダ仕立ての具が好相性です。
今回のまとめ
カリフラワーライスは大幅に糖質(炭水化物)をカットすることができますが、糖質は体に必要な栄養素です。
もしカリフラワーライスでダイエットを試みるなら、朝、昼はお米やパンなどの主食を適量食べ、夕食だけカリフラワーライスにするといった方法が好ましいでしょう。