ダイエットのつもりが逆に太ってしまう4大間違いダイエット法

世の中には様々なダイエット法があり、流行り廃りがあります。
その中にはやせるつもりで挑戦したはずなのに、太りやすい体質になってしまうという、なんとも皮肉なダイエットがあることをご存知でしょうか?
これは決して稀なケースではなく、もしかしたら今まさに実践中のダイエットがこれに当たるかもしれません。
今回はそんな「太るダイエット」をご紹介いたします。
①糖質(炭水化物)抜きダイエット
チャレンジする人が多く成果が出るのも早いと言われ、某ジムでも推奨している「糖質制限ダイエット」「炭水化物抜きダイエット」は、主食であるお米やパンをできる限り食べないようにするというダイエット法で、今とても人気があります。
しかしこのダイエット法には、多くの危険性が潜んでいます。
体に必要な3大栄養素のひとつである炭水化物(糖質)を大きく減らしてしまうと、体力や代謝、集中力の低下、疲労感、ダイエット臭(ケトン臭)といって口臭や体臭がするなど様々な弊害が現れます。
そして、糖質抜きダイエットをやめた途端にリバウンド...というのは非常によくあるパターンです。体重の増減を繰り返すと少しの量でも太りやすくなるだけでなく、減量もしづらくなってきます。
糖質を摂るなら、パンよりもお米のほうがダイエット向きです。白米ではなく雑穀米や玄米にすることで、ダイエットに必須の食物繊維やミネラルをたっぷり摂ることができます。
糖質抜きダイエットをするのであれば、完全に抜くのではなく、夕食の主食を控えめにする程度にしておきましょう。
②サラダなら何でもモリモリ食べる
サラダをたっぷり食べるのはダイエットの定石。でも、サラダには太るサラダとやせるサラダがあります。
太るサラダは以下の通りで、いずれもサラダという名が付いてはいるものの、糖質+脂肪の太りやすい組み合わせのものばかり。箸休め程度の量ならまだしも、モリモリ食べてしまうとダイエットどころか太ってしまうので注意しましょう。
ポテトサラダ/かぼちゃサラダ/春雨サラダ/マカロニサラダ/ツナサラダ/コーンサラダなど
それから気を付けたいのが、サラダの定番、レタスやトマトなどの生野菜です。体を冷やしやすいので、温野菜も取り入れるようにしましょう。ブロッコリー、アスパラガス、キャベツなどが温野菜に適しており、少ない水で蒸し煮にし、ビタミンの流出を最小限に抑えるのもポイントです。
サラダにかけるのは、高カロリーなマヨネーズ、シーザー、サウザン、ごまドレッシングなどではなく、オリーブオイルやアマニ油などのヘルシーオイルを使って手作りするのがベストです。
③太りそうだから肉を食べない
肉は脂っこい、カロリーが高いなどの理由で「NG」に分類されがち。
脂身の多い肉や揚げ物の肉は論外ですが、赤身の肉や脂肪を取り除いた鶏肉は、ダイエットのためには食べるべき!
肉にはダイエットに必須のタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は筋肉や内臓、血液など体を作る元となる基本成分の一つ。不足すると体の筋肉量が減少し、運動しなくても生命維持のため自動的に体で消費されるエネルギー(=基礎代謝量)が落ち、やせにくい体になってしまいます。
それだけでなく、肌の潤いやハリを保つコラーゲンの原料となるのもタンパク質ですから、美肌を作るためにも欠かせない存在です。
肉には体に吸収されやすい鉄分や、血液の合成をサポートするビタミンB12も含まれます。ビタミンB12は動物性食品に多く含まれ、野菜や果物にはほとんど含まれないため、極端に肉類を避ける人は貧血になりやすいという成分です。
④ゼロカロリーや糖質オフの食べ物・飲み物
一見安心なゼロカロリーやローカロリーという名の食べ物、飲み物。カロリーはかなり低いですが、多くのこうした食品には、砂糖の代わりに人工甘味料が使用されています。
人工甘味料の代表的なものはアスパルテーム、アセスルファムK(カリウム)、スクラロースなど。
米ハーバード大学、テキサス大学、パデュー大学などによると、こうした人工甘味料は砂糖以上に太りやすく且つ中毒性があり、腎臓への悪影響があるという研究結果が発表されています。
人工甘味料の人体への影響は未知の部分がまだありますので、なるべく自然のものを口にするようにしたいところ。
今回のまとめ
ダイエットに励んでいるつもりが、逆に太りやすい体を作っていたとしたらショックですよね。
極端な方法を避け、バランスのとれたヘルシーな食事と運動という正攻法が、最も成功率が高いダイエット法と言えるでしょう。