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ブレイク必至!?次に注目の植物性ミルク「オーツミルク」

植物性ミルクはその名に「ミルク」とは付くものの、牛乳は一切含まれていません。そのため、牛乳が体質に合わない人でも飲むことができます
植物性ミルクはその名に「ミルク」とは付くものの、牛乳は一切含まれていません。そのため、牛乳が体質に合わない人でも飲むことができます

今や植物性ミルクは豆乳だけじゃない!

植物性ミルク人気が高まっています。
日本豆乳協会によると2020年7月~9月の豆乳生産量は、2019年同期比の3.5%増とのことで、料理用など家庭内の消費量が増えているようです。

植物性のミルクといったら日本ではこれまで豆乳が定番でしたが、近年ではナッツ由来のミルクなどさまざまな種類をスーパーで見かけるようになってきました。多くのバリエーションがありますが、それぞれどのような特徴や用途があるのかを見てみましょう。

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アレルギーや乳糖不耐症にも対応

牛乳に含まれる乳糖が原因で飲むとお腹を壊してしまう「乳糖不耐症」の人は、日本人にはとても多いです。しかし植物性ミルクには乳糖が含まれていないので、お腹が弱い人でも問題ありません

牛乳に含まれる乳糖が原因で飲むとお腹を壊してしまう「乳糖不耐症」の人は、日本人にはとても多いです。しかし植物性ミルクには乳糖が含まれていないので、お腹が弱い人でも問題ありません

植物性ミルクはその名に「ミルク」とは付くものの、牛乳は一切含まれていません。そのため、牛乳が体質に合わない人でも飲むことができます。

牛乳に含まれる乳糖が原因で飲むとお腹を壊してしまう「乳糖不耐症」の人は、日本人にはとても多いです。しかし植物性ミルクには乳糖が含まれていないので、お腹が弱い人でも問題ありません。

動物性脂肪を含まず、悪玉コレステロールゼロである点もヘルシーなポイントです。
また、自分の体質や風味など好みに合わせて選ぶことができるのも、植物性ミルクの優れたところ。
一つずつ特徴をご紹介します。

●豆乳
日本人にはおなじみの豆乳。多くの植物性ミルクがほとんどタンパク質を含んでいない中、豆乳には100gあたり3.6gが含まれています。そのため豆乳はダイエット中のプロテイン補給にも適しています。
大豆タンパク(ソイプロテイン)は満腹感が持続するという特徴があるため、プロテインドリンクにも使用されることが多いです。大豆イソフラボンやビタミンE、カルシウムなどのビタミンミネラルも含まれます。

●アーモンドミルク

植物性ミルクは動物性脂肪を含まず、悪玉コレステロールゼロである点もヘルシーなポイントです。

植物性ミルクは動物性脂肪を含まず、悪玉コレステロールゼロである点もヘルシーなポイントです。

アーモンドから作られています。
100mlあたり4.5mg程度のビタミンEが含まれています。成人女性の1日の摂取目標量が6㎎ですから、そのほとんどを補うことができます。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、エイジングケア効果が期待されています。

アーモンドミルクには脂肪分が多く含まれていますが、脂肪といってもいわゆる「体に良い油」の部類で、オリーブオイルの主成分でもあるオレイン酸です。牛乳の乳脂肪はアレルギーやアトピーを悪化させるとも言われていますが、オレイン酸であればその点はクリアすることができます。

●オーツミルク
ヘルシーフードとして品切れ続出となった、「オートミール」の原材料であるオーツ麦(えん麦)から作られています。オーツ麦は麦の一種ですがグルテンフリーです。アメリカではすでに大人気で、日本でもアーモンドミルクに続き次に注目の植物性ミルクはオーツミルクだと言われています。

水溶性食物繊維のβ(ベータ)グルカンが豊富で、この成分は食後血糖値上昇を抑えるはたらきがあり、肥満予防や悪玉コレステロールを減らす作用、腸内環境を整える効果などがあるとされています。100mlあたり1.4gの食物繊維が含まれています。
牛乳に近いクリーミーさがあり、料理に使いやすいです。

●ライスミルク

植物性ミルクは自分の体質や風味など好みに合わせて選ぶことができるのも、植物性ミルクの優れたところ

植物性ミルクは自分の体質や風味など好みに合わせて選ぶことができるのも、植物性ミルクの優れたところ

お米、主に玄米から作られています。
牛乳と比較すると、ライスミルクは糖質(炭水化物)が多く含まれ、カルシウムやタンパク質はそれほど含まれません。玄米由来のライスミルクには、ビタミンB群、E、食物繊維が含まれます。

●カシューナッツミルク
カシューナッツから作られています。
植物性ミルクの中ではクリーミーな部類で、亜鉛がナッツ類の中で最も多く、ビタミンもB群も含まれています。
亜鉛は味覚を正常に維持するのに重要な栄養ですが、タンパク質の合成にも必要とされ、成長の促進や傷の回復を促す効能もあります。

●キヌアミルク
スーパーフードとして一躍有名になったキヌアから作られています。キヌアは穀物ですがタンパク質が白米の2倍含まれ、食物繊維、カルシウム、鉄、マグネシウムなどミネラル各種も豊富です。食品から摂取する必要のある必須アミノ酸9種類すべてを含んでおり、そのバランスも優れています。

●ヘンプミルク
ヘンプシード(麻の実)から作られています。
キヌアと同様にヘンプシードもスーパーフードと言われており、注目の食品です。
ヘンプシードにはタンパク質が多く含まれているほか、鉄、カルシウムも多く、また魚の脂肪で知られるオメガ3脂肪酸(DHA・EPA、αリノレン酸)も含んでいます。

植物性ミルクの取り入れ方

基本的には牛乳と同様に使うことができます。種類やメーカーによって風味やとろみ加減が異なりますので、用途やお好みで選べば良いでしょう。
選び方の注意点としては、メーカーにより製造方法が異なるめ、栄養素の含有量がまちまちであったり、砂糖など甘味料が添加されていたりすることです。原材料表示をよく確認してみてください。

料理やスムージーなどに使うのであれば、余計な甘味料が添加されていないものが使いやすいですし、そのまま飲むのであれば味が調整されたものが飲みやすいです。調整されたものはその分カロリーや糖質が高くなっているので、「ヘルシー」のイメージだけでたくさん飲んでいてはダイエットの妨げになってしまうこともあるので、その点は要注意です。

環境面でも植物性ミルクに注目

美容や健康効果で植物性ミルクの注目度が高まると同時に、環境面においても優れているという研究があります。

英・オックスフォード大学の調査で、牛乳・ライスミルク・豆乳・オーツミルク・アーモンドミルクの生産による環境の負荷を、温室効果ガスの排出・土地の利用・水の利用量で算出し比較。これらのどの項目においても、牛乳が最も多くの資源を必要とし、多くの温室効果ガスを排出していることが明らかになっています。

植物性ミルクの生産に使用される温室効果ガスの排出量は、牛乳の3分の1程度であることが示唆されています。
「サステナブル(持続可能な)」が世界的なテーマとなっている今、今後ますますプラントベース(植物由来)の食品がニューノーマルとして定着していくと言われています。
日本でも今後は植物性ミルクをはじめ、環境に配慮した食品選びがしやすくなることを期待したいですね。

参考
食品成分データベース(文部科学省) https://fooddb.mext.go.jp/
食品産業新聞社 https://www.ssnp.co.jp/news/soy/2020/11/2020-1110-1502-14.html
日本豆乳協会 https://www.tounyu.jp/shared/PDF/other/20201106_NR.pdf
BBC https://www.bbc.com/news/science-environment-46654042

今回のまとめ

さまざまな植物性ミルクがある中からどう選ぶかは、整腸作用ならオーツミルク、ビタミンEならアーモンドミルク、タンパク質の補給なら豆乳といったように、目的により選ぶと良いでしょう。
もちろん、風味の好みや使い勝手で選ぶも良し!
牛乳以外にも選択の幅が広がります。

Category : 雑学/健康・ダイエット

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