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ヘルシー効果で大豆ミート(ソイミート)が今注目!

ファストフード店やカフェでは大豆ミートを使ったハムやレトルトハンバーグなど肉の加工品と並んで陳列されるようになりました
ファストフード店やカフェでは大豆ミートを使ったハムやレトルトハンバーグなど肉の加工品と並んで陳列されるようになりました

以前に比べ、「大豆ミート(ソイミート)」が手に入りやすくなってきています。
ファストフード店やカフェでは大豆ミートを使ったメニューが並び、またあるスーパーでは大豆ミートコーナーが設けられ、ハムやレトルトハンバーグなど肉の加工品と並んで陳列されるようになるなど、認知度・人気ともに高まりつつあります。
しかしそうは言っても、気にはなりながらもまだ試したことのない人も多いのではないでしょうか。
今回は、ダイエッターとして知っておくと便利な、大豆ミートのヘルシー効果をご紹介します。

【contents】
大豆ミートってどんなもの?
大豆ミートのタンパク質は肉と同等の量!
大豆ミートはビタミンとミネラルも豊富
大豆ミートの加工品は添加物に注意
大豆ミートのメリット・デメリットまとめ
肉が好きな人こそ代替肉を

大豆ミートってどんなもの?

大豆ミートとは、大豆(=ソイ)を加工して肉のような食感になるように作られた食品のことで、肉の代わりとするため「代替肉」「フェイクミート」とも呼ばれます

大豆ミートとは、大豆(=ソイ)を加工して肉のような食感になるように作られた食品のことで、肉の代わりとするため「代替肉」「フェイクミート」とも呼ばれます。
肉を食べないベジタリアンやヴィーガン、マクロビオティックを実践している人たちの間では、以前からタンパク源の定番として愛用されている食品です。世の中の健康志向の高まりとともに、菜食主義者以外の人にも注目されるようになりました。
水で戻して使う乾燥タイプと、そのまま調理に使用できるタイプがあり、形状はひき肉状や薄切り肉タイプなどの種類があり、用途によって使い分けることができます。

日本においてはここ数年で少しずつ認知度が上がり始めましたが、アメリカでは日本で話題になり始めるよりも早く代替肉が大ブームとなり、今や食事の選択肢として一般的になっているようです。ちなみにアメリカの代替肉は大豆ではなく、エンドウ豆タンパクが原料として使われています。

大豆ミートのタンパク質は肉と同等の量!

肉に対して大豆ミートのカロリーは約半分~4分の1程度、脂肪は圧倒的に少なくコレステロールはゼロです

大豆ミートの原料は、名前の通り大豆です。畑の肉と呼ばれている大豆を原料にしています。大豆ミートが注目されるその理由は、やはりヘルシーであることです。栄養を肉と比較してみましょう。大豆ミートは形状により多少差があります。

●カロリー/タンパク質/脂肪

大豆ミート   70~128kcal /16g/ 0.3~0.7g
牛肉(肩ロース)411kcal /13.8g/ 37.4g
豚肉(バラ)  385kcal /14.2g/ 34.6g
鶏(もも)   200kcal /16.2g/ 14g
※すべて100gあたりで比較。

肉に対して大豆ミートのカロリーは約半分~4分の1程度、脂肪は圧倒的に少なく、原料が植物性なのでコレステロールは当然ゼロ。であるにもかかわらず、肉と同程度のタンパク質量を含んでいるで、これはかなりダイエット向きの食品だといえるでしょう。

こんなにヘルシーなのに肉を食べているような満足感が得られるので、ダイエット中や体脂肪が気になる人も罪悪感なく食べられます。
また、女性ホルモンに似た働きをすると言われている「大豆イソフラボン」や、腸内環境を整える作用があり美容やダイエットに必須の食物繊維も3.5~6g/100gほど含んでいます。この含有量は野菜やきのこと比較しても多いほうなので、肉を食べている感覚で食物繊維もしっかり摂取できてしまうという、まさに一挙両得な食品なのです。

大豆ミートはビタミンとミネラルも豊富

大豆ミートはビタミンとミネラルも豊富に含まれています

大豆には、三大栄養素のタンパク質・脂質・炭水化物がバランスよく含まれているほか、カルシウム、鉄、マグネシウム、レシチン、亜鉛など、体内で必要となる様々なミネラルも含まれています。
代謝に必須のビタミンB1、ビタミンB2に加え、抗酸化物質として知られるビタミンEがエイジングケアに効果的。

肉や魚など動物性食品に多く含まれるビタミンB12は、植物性食品にはほとんど含まれないので、大豆ミートのみの食事を続けていると不足してしまいます。ビタミンB12不足は末梢神経障害や貧血などの原因となりますので、動物性食品を極端に避けることはおすすめできません。

大豆ミートの加工品は添加物に注意

大豆ミートを使ったハンバーグやミートボール、ハムなど加工品には添加物が使わているので注意が必要です

大豆ミートそのものに人工添加物が使われていることはほぼありませんが、大豆ミートを使ったハンバーグやミートボール、ハムなど加工品には注意が必要です。気になる人は商品の原材料名をチェックしてみてください、加工の度合いが高ければ高いほど、添加物が多い可能性があります。
プレーンな大豆ミートを使って手作りをすれば、添加物のリスクは避けられるでしょう。

大豆ミートのメリット・デメリットまとめ

【メリット】
●主な原材料は大豆のタンパク質です。植物性タンパク質は飽和脂肪酸を含まないので、悪玉コレステロール値に影響を及ぼしません。

●本物の肉と同等の量のタンパク質が含まれています。タンパク質は、ダイエット中でもしっかり摂取するべき栄養素。不足すると、太りやすくやせにくい体になってしまうこともあります。
●タンパク質をしっかり摂れるだけでなく、ダイエットや腸内環境を整えるのに必須の食物繊維も含まれます。
●原材料が大豆なので、ビタミン・ミネラルもしっかり含まれています。
●動物性脂肪が含まれていないので、肉よりも消化吸収されやすく胃腸の負担が比較すると少ないです。

【デメリット】
●やや高価格な傾向があります。
●本物の肉より柔らかく味はあっさりしているため、物足りなさを感じる場合も。
●肉と大豆ミートのタンパク質含有量は同程度ですが、ビタミン・ミネラルなどの栄養素は異なります。とりわけビタミンB12は植物性食品には含まれておらず、肉や魚介類など動物性食品に多く含まれているため、菜食主義者は圧倒的に不足してしまいます。菜食主義者はサプリメントで補う人が多いようです。
●そのまま調理ができるタイプの大豆ミートは、脂肪が添加されていることがあります。どんな脂肪が使われているのかは、原材料名を確認しましょう。

肉が好きな人こそ代替肉を

アメリカで代替肉が人気なのは、ヘルシーなだけでなく環境問題にも配慮された商品だという点です

アメリカで代替肉が人気なのは、ヘルシーなだけでなく環境問題にも配慮された商品だという点です。
代替肉と環境問題がどう結びつくのかというと、畜産業で排出される温室効果ガスの問題です。全世界の温室効果ガス排出の18%が畜産業関連とされ、特に牛肉の生産による排出量が最も多く、畜産業全体の排出ガスの約80%にも上るそうです。牛が食べる飼料の生産・加工、牛のたい肥から発生するガスなどが主な排出源となっており、輸送時の排出は意外にもわずか5%程度とのこと。

大豆ミートの味や食感の面ではどうしても肉には劣るものの、環境問題や自分の体型・健康を意識するのなら、肉を食べる時は3回に1回は大豆ミートにするなど、日常的に取り入れることを今後は視野に入れても良いかもしれません。

関連記事

FAO(国連食糧農業機関) http://www.fao.org/ag/againfo/home/en/index.htm
農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/daizu/d_tisiki/

今回のまとめ

以前の大豆ミートはどこか豆っぽいにおいがするものが多かったですが、最近の商品はより肉に近づいてきているように思います。
大幅なカロリーダウンと動物性脂肪カットをしながらも、お肉を食べている感覚は得られるので、普段の食事の一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょう。
乾燥した状態で販売されているタイプは、保存が利くという点でも便利です。
様々な料理に活用してみてくださいね。

Category : 雑学/健康・ダイエット

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